ayan_no0の日記

0番目のあやん 手紙というかたちの日記

番外編 初めてのくるま8

30歳超えて、居酒屋でバカみたいに飲んでももう面白くないし、一人旅も新型コロナウイルスの流行で企画しにくいし、もう何して遊ぶ〜?となって、くるまとか面白そうじゃん、的な勢いで車を購入するぞ〜と動き始めた私の、購入までの記録です。

 

前回はこちら↓

ayan-no0.hatenablog.com

 

今回は具体的な試乗報告や見積もりの話はありません。

車探し中にあったことの雑談です(●´ ∀ `●)

 

 

そもそもの購入動機はこれまでの「くるまの話」カテゴリで書いてきたように、本当に理由なくなんとなく、ぬるっと「買ってみよ〜」と思ったのですが深層心理としては、正直幾らか思い当たる理由はあって、

 

コロナウイルス流行で、本当に「遊び」にくくなった

・カメラを始めた(案外日常に被写体がないから遠征したい)

・災害時の避難場所に「車中」という選択肢を持ちたい(猫がいるから)

 

というあたりなのです。

 

だから、具体的に車種を選定する一番はじめの一歩に、本当に苦労しました。釣りに行くから、家族を5人乗せるから、山道を走ることが多いから、などなどの目的がある場合はそれが車種を決めるときのきっかけになると思うのですが・・・

 

ということで、購入しようか〜いや、車なんていらないか〜と考えていた頃、たくさんの知人に「くるま持ってるけど、なんでその車種?そもそもなんで買った?」と聞きまくっていました。

 

結局答えは十人十色で、千差万別で、それでも参考になりました。

 

でもその中で、超絶参考にならなかった友人がいました笑

いや、厳密に言えば参考になったし、目から鱗だったりしたのですが。

 

彼は、新社会人になってすぐ会社の先輩から譲り受けた少し古いタイプの外車に乗っていました。よくそれでいろいろなところへ連れて行ってくれました。仕事が多忙でしたがアウトドアな趣味も多く、海外に赴任することの多い職種なので、ライフスタイルの変化も、多く、短期間にそれが発生している様子でした。

 

先日、くるまの話をした時に、そのかつての「先輩にもらった外車」の話しなどをしていたら、「そう言えばこの前、中古のベンツ買ったよ、急に必要になって。でもまた海外赴任になったから一旦手放した。すぐ売れてよかった〜」と言っていたのです。

 

初めての車を買うのに、(納車に時間がかかるせいもあるけれど)こんなにぐるぐる時間をかけている私とはうってかわって、サクッと買ってサクッと売っている人がいるとは・・・

しかも、車が急に必要になる人生ってなんやねん、と思ったりもしました笑

 

「それより、家だよ。家をたてたんだけど、これもまた赴任のタイミングになって新築の家に二週間しか住んでない。でも家を建てるのって楽しいね〜。もう一軒建てたいくらい」

 

いや!サクッと家まで買うな!いや、買うなってことはないんだけど。いきなりだな!なんでもすぐだな〜。(私が設計士なので家づくりの話しをいかに楽しかったか、語ってくれたわけだけども)家を作るのは確かに楽しいけど、そんなサクサク話を進める客、最高の顧客やん!という感想しか持たなかったよ・・・しかももう一棟建てたいとか、実現したら最高やん・・・

 

 

なんか、「一生の買い物!」みたいにビビってるのバカらしくなってきたぜ!

私は、納車待ちしているジムニーシエラちゃんがきたら、廃車になるまで乗りつぶしたいな、と思っていたけど、まだ車が元気なうちに(元気なうちに?笑)バンバン買い換えるのも楽しいのかもしれませんね。

 

次回、やっぱり駐車場の問題

 

番外編 街を歩く4

新社会人になった年、全国に支店のある企業に入社したけと、本社配属になった。

配属式のその日に社宅(として管理している各地のマンションなど)のリストが配られて、好きな場所を選んで決めろと言われた。

 

補助は出るけど、全額ではないので「家賃・通勤時間・広さ・新しさ」などを自分で評価して選んだ。

 

本社まで徒歩で行ける物件もあったけれど、電車で二駅離れた街にある物件を選んだ。

のちにこの選択が、大正解だったと知る。

 

>>>>>>>>>>

 

この街は、都心部にほど近い繁華街の一つで、お世辞にも綺麗な街ではないのだが、古くからの宿場町のムードが強く、きっと力の強い地主がいると思わせるに十分な「古い下町」も残っていた。

 

ここに住んでいたのは、10年前。

2012年。

 

駅は大きくリニューアルされ、大きな駅ビルには手土産のお菓子から洋服まで多くの品揃えがあり、なんとなく暇なときはぶらぶらできるくらいのボリュームがあった。

改札を出る。

駅前には自転車であふれた広場が、銀行、中華料理屋、たこ焼き屋、でっかいドンキホーテに囲まれていた。ここは西口。私鉄の駅の終着点でもあるここには、有名手芸用品専門店の本店があり、その看板はゆっくりと編み物をし続ける。

 

この街で私が贔屓にしていた中華料理店は、日本でも有数の餃子の有名店で、最近めっきりこのお店にはいっていないので、近況が気になっている。

よく、友人を歓迎するときには、遅くまで青島ビールを飲みながら餃子を食べた。

f:id:ayan_no0:20221028152131j:image

 

私は、駅から伸びる通りのうち、北へ伸びる道を選んで歩く。自宅へはここから徒歩20分以上かかるのだ。実家でも最寄り駅と距離があり、徒歩20分にはなれていたが、社会人になり、真冬の残業後徒歩20分、真夏の朝ダッシュ徒歩20分は堪えるものがあった。

北へ伸びる道を行くと大きな学校がある。都心のそれは背の高いビルで、私の通った大学とは全く違う雰囲気だった。この学校の整った芝生や花壇を横目に、少し角を曲がって、それでも北西へと伸びる道を行く。

 

この道中、なぜか「塚」の碑がいくつも目につき、なんとなくいつもそわそわした。地名にも塚という字が入っているので、きっとそういうことだろう。

この辺りには、住所非公開だが(個人邸なので)、西沢立衛の作品がある。実際にはインターネットでちょっと検索すれば、場所がわかるのだが、私は散歩中に偶然遭遇し、とても感動したのを覚えている。

f:id:ayan_no0:20221028152222j:image

 

そのまま道を北西へ進むと、銭湯やスーパー、パン屋が並ぶ。スーパーはこの通りにある店に通っていたので、新社会人の何も食べる気力がない頃、刺身こんにゃくを買い占めさせてもらっていた。

 

私が入社した会社は、ブラック企業と呼ばれる会社で(建設業界はどこもそうですよね・・・)いつも残業をしていた。会社から徒歩圏内に自宅があったら「終電なので帰ります」と言えずに死んでいたかもしれない。配属式の日の自分を褒めたい。

でも、こんな働き方、若さだけではカバーできない。

f:id:ayan_no0:20221028152253j:image

週末も、課題があった。仕事のリサーチとデッサン練習。資格試験の勉強もした。

 

好きな人ができた。この人は、私の週末を少しでも楽しくしようとしてくれた。週末のほんの少しの時間、散歩に行った。

通勤では南へ向かうその道を、もっと北へ。その先に桜の名所のお寺があった。

長い石段を登ると、すっかり息があがってくたびれてしまった。でも振り返って自分の登った石段を見下ろすと、達成感があった。

久寿餅(くずもち)を買って帰宅したら、お茶を淹れておやつにした。そのあとは二人でデッサンをした。

f:id:ayan_no0:20221028152234j:image

 

 

二人は、一緒に暮らせる広い部屋へ、引っ越していった。

二人は、一緒に小さい部屋でおやつを食べた。

二人は、7年越しの再会だった。

番外編 初めてのくるま7

大人になったし、なんか楽しい遊び道具欲しいじゃん。と、なんとなく車を所有してみよ〜と思って車を買うことにしたので、その変遷を記録しています。

 

前回まではこちら↓

ayan-no0.hatenablog.com

 

いくつかの車をネットで調べて、好みを絞って、次に試乗に出かけて、試乗すると得手不得手がわかって、総合的に判断して、コンパクトSUVかもね・・・と思った矢先に、自宅マンションの機械式駐車場に入庫できる車の最大車高が1550mmまでと判明した(爆笑)

というところまで来てます笑

 

でも、これまでの経過の中で忘れてはいけないのが、「かなり初期に気に入ったスズキのジムニーシエラをすでに注文している」ということ。

これがあるので、正直気ままに「SUV見学」をしていたのですが、駐車場問題で一転、

・駐車場に入る車で気に入るものを探すか

・元々シエラに決定したら車高的に駐車場には絶対入らないから近隣の月極め駐車場を借りる

の二択について、真剣に考えるタイミングが来たのです。

 

でもでもでもでも・・・(©︎小島よしおさん)

どのみち車高が高い車が好きなんだから、平置き駐車場一択だろ!と気づき駐車場について考え始めました。

 

自宅近隣を、駐車場を探すぞ!と思って散歩すると、割とたくさんあるものでいくつかの駐車場を見つけたものの、空きがありそうなところはなく、とりあえず掲げられた看板の不動産会社の連絡先を記録して、大手の(タイムスの月極めとか)はHPで申し込みを入れました。自宅からの距離が理由で本命はこのタイムスの駐車場なのですが、台数が少ないので競争は熾烈。ムムム。

 

そんなことをしつつ、もう一つ気になっていることがあって、それは

「いろいろSUV試乗して、運転がキツい車もあったけど、ここでもう一回ジムニーシエラ運転してみたい」ということです。

 

そこで、スズキの担当者さんに久しぶりに連絡を入れると、なかなか予定が合わず(先方の夏休みや、試乗車としてのシエラの手配などの都合)やっと、前日感動の再会できました。

 

改めて、シエラを以前と違うルートで運転させてもらい「ふ・・・相変わらず重ためのハンドリング・・・じゃじゃ馬だぜ・・・でも好き・・・」となりつつ、駐車場について教えてもらいました。

 

すると、

・不動産屋さんに問い合わせると広告非掲載の駐車場がきっとある

・自分も紹介できる不動産屋さんがいる

・納車の時期が確定してから探して契約するというペースで問題ない(今は早すぎ)

とのことでした。

 

私は、今のところ4月納車予定で、その確定連絡は年明け頃に来る予定なので、年が明けてから駐車場について不動産屋さんに問い合わせてみようと思います。

 

それまではカスタムのこと、妄想するんだ〜〜♪

ちなみに、ジムニー女子と呼ばれるジムニーオーナーの女性が、今とても増えていて、みんなとても可愛いし、カスタムも参考になりますが、自分のテンションとはかなり違うので戸惑いつつも、この人のYouTubeを見て、初期装備としてのカスタムは真似しよ〜(むしろジムニー基本セットなところはある)と思いました笑

 

ちぬ子さん

www.youtube.com

インスタ↓

https://www.instagram.com/chinuko_jimny/

 

 

次回、手軽に家や車を購入する友人の話

番外編 一人旅には「長崎」と「ワルシャワ」

お題「初めて一人旅をします。一人旅でよかった場所、一人旅初心者におすすめの旅行先を教えてください。」

 

「みんなのお題」というリストの中にあったお題に参加することにした。

タイトルのとおり私のオススメは「長崎」と「ワルシャワ」で、理由は、二つ。

実際に一人旅をした場所、かつ、小さなまちだったこと。

 

つまり、どちらもギュッと小さい範囲に、あるいは好アクセス範囲に全てが詰まっていて、短い旅程でも十分に満喫できる。しかも、長崎には路面電車が、ワルシャワにはワルシャワ市電(路面電車)があってどちらもその小さな街を楽に、ちょろちょろ移動できるのだ。一人旅でレンタカーは、私にとってハードルが高いので交通網が発達していることはかなり高得点だ。なんなら、徒歩でもほとんどのエリアをカバーできる。実際、ワルシャワやウィーンを旅行した時は、1日に20kmくらい歩いた(これはかなりやりすぎだけど)。

 

特筆すべきは、ワルシャワの「切符」だ。ネットで検索するとその買い方や使い方がすぐわかると思うが、めちゃくちゃ簡単で、更に驚きなのが「共通」であること。そう例えば、日本でいうと、JRとメトロと都バスの切符が同じ、というイメージ。どれに乗るときも、同じ切符でOKなのだ。こんなに明快な仕組みはない。私が行ったのは2019年なので、もしかするといまはICカードとかになっているかもしれないが・・・。これは本当に一人旅にオススメポイント。

 

 

まず、「長崎」

二泊三日

宿泊はホテルモントレ長崎

行ったのは

長崎県美術館

長崎水辺の森公園(たまたま花火大会があった)

オランダ坂

大浦天主堂

グラバー園(グラバー邸)

出島

中華街(中華名菜京華園)

眼鏡橋

トルコライス

ミルクセーキ

平和公園

長崎原爆資料館

浦上教会

稲佐山公園(夜景ツアーバス

 

オススメは大浦天主堂ミルクセーキ。白亜のマリアと、眼下に広がる深い青の海は旅先の情緒と相俟ってエモーショナルだった。ミルクセーキは町歩きで火照った体に(夏だった)、目の覚めるエネルギーチャージだった。原爆資料館平和公園は、一人で訪れるにはヘビーで、見学後に誰かと語り合えると良いと思った。水辺の森公園は、ホテルの近くを夜散策していたら、奇跡的に花火大会が開催されていて、驚いたのはその驚異の混雑率。めちゃくちゃ大規模でボリュームのある花火大会だったのに、全然混雑していなくて、都心の花火大会とは比べものにならない、ゆったり鑑賞が可能になった。本当に最高。強運。


f:id:ayan_no0:20221026112724j:image

f:id:ayan_no0:20221026112727j:image

f:id:ayan_no0:20221026112731j:image

f:id:ayan_no0:20221026112751j:image

f:id:ayan_no0:20221026112754j:image

f:id:ayan_no0:20221026112758j:image



 

次は、「ワルシャワ

七泊九日(帰りに飛行機ディレイがあって十日に)

宿泊はMDMホテル

行ったのは

ショッピングモール(Plac Unii)

王立ワジェンキ公園(青空ショパンコンサート)

シャルロトカと食べにカフェ(Slodki Slony)

ワルシャワ工科大学

ウキウキうどん

ヴェデル(お土産)

ラヴポーランドデザイン(お土産)※写真

フォルクスターワルシャワスロブミスチェ(お土産)

文化科学宮殿(スターリンの贈り物)

クワドラッド劇場あたり(日本の原宿的な)

ザピエチェック(ポーランド的餃子ピエロギのチェーン店)

ショパン博物館

コペルニクス科学センター

サスキ庭園(いろんな学問の女神像)

ファウンテンパークと旧市街

バルバカン

ワルシャワヨハネ大聖堂

ワルシャワ王宮

 

覚えているところでこのあたり。ユダヤ人墓地に行くかどうかは最後の最後まで迷ったのだが、一人で長時間のガイドに耐えうる気がしなかったので(メンタル的に)パスした。

オススメはピエロギを絶対に食べることと、ラブポーランドデザインという雑貨屋。私が行った当時(2019年)とは移転しているようなので注意。ここで買った「マリーキュリー柄」の靴下(キュリー柄ってなんや、って感じだが、画像参照)を研究者の知人にお土産であげた。ジャヤというポーランドのスキンケアブランドの商品は帰国後に使用してめちゃくちゃあたりだったので、もっと爆買いしてくればよかった。ヤギミルクのシリーズがオススメ。なんか、アマゾンでも買えるっぽい。

ziaja.com

 

※追記  AmazonでZiaja検索したら、買えるには買えるのだが、なぜかデリケートエリア専用ソープばかり取り扱っていたので、やっぱり現地でアイクリームとか乳液とか買って欲しい笑

 

あと、ワジェンキ公園の週末モーニングコンサートは広場の芝生にごろ寝しながら、生のピアノ演奏がきける。もちろん無料。散歩がてら最高の朝を過ごして欲しい。


f:id:ayan_no0:20221026112846j:image

f:id:ayan_no0:20221026112850j:image

f:id:ayan_no0:20221026112912j:image

f:id:ayan_no0:20221026112915j:image



 

 

後半に、旅程を羅列したけれど、要は

ミニマル

公共交通網が発展

してる都市は、一人旅に最高!ということが分かったので、次の自分の一人旅の行き先もこれを参考に決めたいと思う。

 

一人旅って、いいよね〜。

番外編 うたう鳥

夜道を歩いているとき、いや、夜道に限らず、自分を追い越していく自転車に乗った人物が、めっちゃくちゃ歌を歌っていたことはないだろうか。私はこれまでの人生で10人くらいいた。夜道で遭遇すると正直ビクッとするのでご勘弁願いたいのだが、まあ、見ていて(あるいは聴いていて)気分の悪いものではない。むしろ、清々しくて羨ましいくらいだ。

 

+++

 

今年の初めのまだ寒い時期。浜辺へ朝の散歩に行った。我が家はウォーターフロント、海は近いのだが、浜辺は遠いのでこの日は電車で朝から海へ行ったのだ。買ったばかりのカメラでの撮影を試して見たくて波がギラつかない時間を狙ったのだ。

 

たくさんのコアジサシか。ウミネコか。水のひいた砂浜をあちらへこちらへ歩きながら鳴いている。

私は、冷たい風に当たりながら、鳥のうたを長い時間聴いていた。

 

f:id:ayan_no0:20221021114805j:image
f:id:ayan_no0:20221021114801j:image

 

+++

 

子供の頃(というか中学生や高校生の思春期の頃)それはそれはもう、よくうたを歌っていた。部活の休憩時間に友達と歌ったり、母とドライブへ行けば助手席で。カラオケにも行ったし、授業の合唱も嫌いではなかった。解放された気分になると、うたをよく歌った。旅先を歩いているとき、海や山など視界が開けた気持ちの良い場所に行くと歌った。

 

でもいつからか、歌わなくなった。

 

それでも、わずかに社会人になってからもライブ会場で歌った(というより叫んだ?)し、たまに、家で家事をしながら音楽をかけながら歌う。

今は、もうほとんど歌わない。頭の中だけで歌っていることが多い。

 

不思議だ。人がうたを歌わなくなることについて、こうやって唐突に思い出しては、その度に考えている。

 

さっき、久しぶりに脳内ではなくて、うたを歌った。掃除しながらだし、本意気の声量ではないが。

 

youtu.be

 

なんて気持ちがいいんだろう。人に聞かせられないな、とか考えるようになるから歌わなくなるのか。不思議だ。

 

+++

 

以前の投稿で、ラジオについて書いたことがあり、そこで「フワちゃん」の番組が好きだと書いた。彼女の番組の中にも当然ラジオ番組であるからして曲をかける時間があるのだが、ほかの番組と一線を画して全く違う部分がある。彼女の番組では、流している曲に合わせて、彼女が歌うのだ。お泊まり会の夜のように、オープンカードライブのように。友達同士で声を合わせて歌うときみたいに。一度聞いてほしい。めちゃくちゃ楽しいし、私もそれに合わせて歌うことが多い。(心の中でだけど。ラジオを聞くのは移動中が多いので)

 

カラオケに行って、人に聞かせることを心の隅に意識しながら歌うのではなくて、CDやレコード、カセットを流しながら、それに合わせて口ずさむ。好きなサビだけでもいい、そういう歌い方、もう何年もしていなかったと思う。

 

中学生や高校生の頃に戻った気持ちになって、好きなうたを歌う。健やかすぎる。

 

健やかな自分でいたい。うたう鳥でいたい。

21通目 夢を見た

かなり具体的な夢を見た。

夢には「ひとりめの彼女」ことあなたと、私が避けているあなたの友人(私もかつては友人だったと思う)あの子が出てきた。

 

仕事終わりの私は、退勤路の道中、あなたと偶然電車に乗り合わせました。

しかし、あなたは一人ではなく友人と一緒でした。声をかける直前に気がついていたのですが、この日の私はなんとも自然に二人に語りかけました。

 

「これって本物の植物なの」

「いや、造花でしょ」

 

てな具合で、自然に会話に乱入してそのあとは「お、久しぶり〜」「あなた、私のことを避けていたでしょ」などとさらに自然に会話が続いた。

そして、これは私にとって非常にリアリティのあるものであった。

 

なんだか、緊張してしまった。この日は、おそらく夜間に歯ぎしりをしていたようで、起きてすぐ顎が痛い。

f:id:ayan_no0:20221021114711j:image

これは生花

 

:::::::::::::::::::::::::::

 

2021年の夏にきっかけがあり、仕事に行くことが困難になり、それでも通勤していた頃。眠れなくなった。一度寝入ることができても、朝までに5〜6回は目が覚めた。(全部で5時間半睡眠時間をとっていたので続けて1時間以上眠れていないことになる)

 

休職をして、心療内科で薬を処方してもらうと、すぐ毎晩眠れるようになったが、毎晩悪夢を見た。スプラッタ的な悪夢から、仕事(ストレスの原因とは無関係な前職)でのいや〜な場面など、様々なパターンの悪夢を見た。悪夢は、実際には精神状態として悪くない、健康的、などと書かれたwebページを見た。どうなんだか、全くなんとも言えないが。

 

::::::::::::::::::::::::::::

 

悪夢週間が終了して暫く振りの緊張感のある夢だった。この日は眠る直前にあなたのことと、我々の共通の知人であるその子のことを考えていたのだ。なんとも単純な脳みそである。

 

初夏から今まで、私の気持ちには様々な変遷があった。それをこの手紙を書くたびに振り返るのだが、最近「やはり悩み事は暇から生まれる」ということを実感している。というのも、実はこの十数日間忙しくしていて、「友達とは」とか「あなたは私とまた会ってくれるか」とか、そういったことをメソメソと考えなくなった。なんならこの数日間はあなたのSNSもほとんど確認しなかった。

 

初夏に、(ぶっちゃけると)元カレとトラブルがあり、それを相談したい!と思っているところに、休眠アカウントとなったアカウントしか把握していなかったあなたのそのアカウントが突如稼働し始め、これまでの灯火メンタル(と勝手にいうけれど、つまり不安定な)のあなたが同時期プロレスと出会い、みるみる活動的になり、私はそれを眺めては、こんなに外に気持ちの向いている(一過性でも、擬似でも)元気なあなたなら、私とも楽しくワイワイ高校生のときみたいに、おしゃべりしてくれるのではないだろうかと夢想し、でも決断できずに時間が経つうち、どんどん私のトラブルはフェードアウト的に解決し、そして、同時に私は少し、外交的な気持ちになり、あなたとは別の「久しぶりに会う知人や友人」に連絡を取り、会って見たりすることで、なんだか当初の強い衝動(あなたと語り合いたいという気持ち)はすっかり朝の凪のように落ち着いたのだった。

 

一続きに、ぐちゃっと書き連ねたが、これが顛末だ。今後もぼんやりと、「ななちゃん元気かな、会っておしゃべりしたいな」とは思うのだろうが(思っている)、実はまだ忙しい用事が収束しておらず、ますます悩み事はなくなりそうだ。なくなる、という表現は間違っているかもしれないが、感じなくなりそうだ。

 

 

窓の外の海を見る。きらきらきらきら、霞んだ空に薄まって溶けていくのを見つめながら。

 

 

あやより

番外編 ご趣味はなんですか

実際に会話の中で聞かれたことはないと思うのだけど、自己紹介をする場面や履歴書の記入欄などで目にする「趣味」。

 

私にとって、趣味という言葉のハードルがこの近年は特に高騰していて、「〜〜するのが好き」くらいで、それを趣味だと語ることにちょっと恐れがある。

なんだか、どんな趣味界隈でも、初心者に厳しい風潮あるじゃないですか。最近。それもあいまって。

さらに言えば、オフィシャルな場面の自己紹介や履歴書で語られる趣味には、少し高尚なものでないと耐えうる気がしない。

 

でも今日は、同じものが好きな人が見つかったらいいなと思って、好きなものを並べて行きたいと思っている。

(同じ趣味の人、いるといいな〜)

 

・2022年からカメラを始めた。各種SNSのカメラ垢には辟易している。マウントうざいね。持っているのはCanon RP とNikonZ5。マウントレンズはズームと単焦点両方。撮って出しを信条としているので、撮影後の加工は自分の履歴書の顔くらいしかしません(むしろ一番しちゃいけないだろ笑、職業柄Photoshopは得意です)実は大学生の時に、なんでもいいからコンペの戦績が欲しくて、某巨大アマチュアコンテストに出品したら(しかも人から借りたカメラで)入選して銀座で飾ってもらったことがある。嬉しい。最近は花ばかり撮影している(おばあちゃんっぽいな笑)

 

・車を運転する。仕事で度々運転をする機会があるので、下手ではないと思う。ドライブが好きで、車本体へのこだわりはあまりない。でも車を初めて買おうとしている(初めてのくるまというカテゴリでまとめてます)。免許はゴールドだけど、人にはよく人格が変わっていると言われるから、もしかすると運転しちゃいけない人なのかもしれない(改めます)。

 

・土いじりが好き。子供の時から両親がグリーンフィンガーだったので、一人暮らし始めた時も自然とベランダーになった。現在の家のベランダも植物でモリモリにしてる。自慢は、食べ終わったアボカドの種を2m以上の大きさまで育てていること。ちゃんとした客土のお庭に植えてあげたら、もっと大きくなるんだろうな〜。ごめんねアボカドちゃん。派生して、ドライフラワーもよく作るんだけど(部屋の梁で吊って)、風水的に良くないと母親に言われている。思春期だから無視してる。(下の写真)

 

f:id:ayan_no0:20221010133747j:image

 

・猫を飼い始めた。前から野良猫のいる町が好きだったのだけど、傷ついた猫を見るたび、どうにかしたいと思っていた。三年前に一念発起して猫を飼える家に引っ越して、保護猫を引き取った。キジ白。なんか驚いてるんだけど、やっぱり自分ちの子が一番可愛いね。不思議だね。ちなみに今6歳のおばさん。人に言えないけど(今ここで書くけど)うんちした後のお尻の匂い嗅いでる。ごめんね。

 

・海外の見慣れないお菓子に挑戦するのが好き。小伝馬町のダルヴィッシュというイラン食品のお店で買えるひよこ豆のお菓子(下の写真)や、アマゾンで買えるアラスィーというお店のアラビックスイーツ(下の写真)、インドのバルディラムというお店のサモサのスナック菓子…食べたことがない海外のお菓子を取り寄せたり買いに行って食べるのが好き。辛いのが苦手なので、なんでもOKではないのだけど、世の中で言われる「変わった料理」に挑戦するもの好き。

f:id:ayan_no0:20221010133810j:image

f:id:ayan_no0:20221010133851j:image

 

・俳句を始めた。老後の趣味やん!って感じだけど、きっかけは「お〜いお茶」のラベルに掲載されている俳句を読むのが好きで、読んでいるうちに投稿サイトや投稿アプリに自作の俳句を作るようになった。子供ときにコンクールで入選したからいい思い出があるのも心象がいいのかも。最近は夏井先生もブームになっているから人口が増えてる気がする。ちなみにいまのところ俳句ポストというサイトでは常連になってきた。

 

スプラトゥーンというゲームが好き。もともと子供の時に家にゲーム機が来るのが(購入が許されるのが)遅くて、多くの同世代が当たり前にプレイしていたゲームをしてこなかったせいで、成人してからスーパーファミコンマリオカートとかしてハマった、遅咲き中の遅咲き。スプラトゥーンも2を発売一年後くらいに購入して、ほとんどフェスを体験できずにいたけど、どハマりして、地道に続けていた。3がつい先日発売されたので、もちろんプレイ中。

 

・本を読むのが好き。ブラック企業に勤めていた時あまりにも時間が取れなくて一冊も読まない一年間などがあったけれど、最近読書量が戻ってきた。元々はサリンジャーやスティーブンキング、ガルシアマルケスが好きだったが今やすっかり東野圭吾さんファン。ガリレオの映画も見てきました。(原作とちょっとムード違ったね。どちらも面白かった。)

 

・圧力鍋にはまった。元々料理が得意な方だと自負していて、圧力鍋を使う人のことを下に見ていたのだが(最低だな、おい笑)暇すぎて購入したら煮込みの時短が半端なくてなんでも煮込む時期があった。お菓子作りも魚さばきも好きだけど、味覚は原点回帰してきていて、なんでもそもままが美味しいな、と思い始めている。

 

・一人旅が好き。特に海外に一人で行くことが好きで、きっと心の奥底に海外へのビビリがあるから、そのスリルを楽しんでいるのかもしれない。今まで行った海外で一番楽しかったのは…決められないな(うるさい)でも、ウィーンとワルシャワが同率一位。ワルシャワで食べたピエロギ(ポーランド版餃子)美味しすぎたな…(下の写真)

f:id:ayan_no0:20221010133932j:image

 

・道の駅が好き。道の駅で購入できる野菜が好きだし、道の駅で購入できる切り花も好き。道の駅で購入できる謎のご当地ドリンクが好き。道の駅もっと増えてほしい…。最近、実家の近くのショッピングモールに道の駅ができて、謎だけど嬉しい。(道の駅の定義とは)

 

・通りの雑踏を見渡せるカフェが好き。

 

・職場の愚痴を言う飲み会が好き。

 

・焼き鳥ならハツが好き。

 

・食べ物ならダントツこんにゃくが好き。(こんにゃくパーク行ってみたい)

 

・スタバとミスドの新商品買いに行っちゃう。(助けて)

 

・スポーツサンダル大好き。(今年はエアマックスココばかり履いた)

 

つば九郎が好き。(でも野球は詳しくない)

 

・11ぴきのねこのグッズを集めているし、夜一緒に寝てる。

 

 

また、しばらくしたら、好みも変わっていそうだから書いてみよ〜。