番外編 久しぶりに裁縫をした
タイトルのとおり、久しぶりに裁縫をした。
といっても、何かお洋服を誂えたわけではなく必要に駆られて裁縫箱を開けた。
購入したばかりのブラウスのボタンが、自宅で洗濯したら取れたのだ。気に入って購入し、初めておろしたその翌日の洗濯で、もう取れた。
取れた直後は、その取れたボタンが見つからず(干して、乾いた時についてなかった)、スペアのボタンもなかったので(ブラウスと同じ生地で作られたくるみボタンである)、たった一日着ただけで、着られなくなってしまったのか…と絶望したが、その翌日、別の服をネットに入れて洗おうとしたときに、そのネットの中で、件のボタンを見つけたのだ。
時間もあるし、まだ一回しか着ていないブラウス、よーしボタン縫い付けるか!と思い立ち、早速つけた、というわけだ。
そしてその日から日の経たないうちに、別の事件。
インターネットで袖口に特殊なデザインが施されたトップスを買った。ものはコットンカットソーでTシャツなのだが、ポイントである袖のデザインが気に入って購入した。
中国製のそれは、中国のメーカーから郵送されてくる商品で、価格も安価だった。
春色のトップス、楽しみにしていたが、中国のサイトで購入した服は、いつも何かうまくいかないことが多かった(ならばなぜまた購入したのか笑)。
そして到着したそれは、袖が左右で真逆に取り付けられていた。爆笑した。いや、爆笑している場合ではない。
伝わるだろうか。
二の腕(外側)がチラリと見えるのが正解である。しかし画像の左側、つまり右腕の部分は、脇の下がチラリと見える、まるで野球のユニフォームみたいな仕上がりになっている。
ウケる。
いや、ウケている場合ではない。
ちなみに正解の画像はコレ
めちゃくちゃ可愛い。
仕方がない。やや大仕事だが、袖を一度外し、縫い直すことにした。
元々安価な買い物だったので、諦めることと縫い直すことを天秤にかけたのだが、まだ一度も着ていない服を諦めるのは悲しかった。
ちなみに返品は、面倒なうえに、購入価格とほぼ同じ送料がかかる。馬鹿らしい。
別のアイデアもあった。両方の袖を外し、フレンチスリーブのトップスとして着る。
でもせっかくこの形が面白くて購入したのに…と思い直し、縫い直しを選んだ。
作業を始めると、案外30分ほどでうまく仕上がった。
今日もこのTシャツを着ている。うれしい。
逆に愛着が湧いてしまった感すらある。
針を使ったのが、ものすごく久しぶりだった。
特に、社会人になってからはボタンをつける時以外、裁縫道具に触れていない気がする。
ひとりっ子だった私は、小学生の頃からミシンで遊ぶのが好きで、ポーチやスカートなどをよく自作していた。中学の家庭科の授業では授業中に作成した作品が展覧会へ出展された。(別にコレは学校の代表になっただけの話だが)
すっかり遠のいていた裁縫。楽しいじゃん…と感じた。
刺繍に興味があるのだけど、コレを気に始めてみようかな…