ayan_no0の日記

0番目のあやん 手紙というかたちの日記

21通目 夢を見た

かなり具体的な夢を見た。

夢には「ひとりめの彼女」ことあなたと、私が避けているあなたの友人(私もかつては友人だったと思う)あの子が出てきた。

 

仕事終わりの私は、退勤路の道中、あなたと偶然電車に乗り合わせました。

しかし、あなたは一人ではなく友人と一緒でした。声をかける直前に気がついていたのですが、この日の私はなんとも自然に二人に語りかけました。

 

「これって本物の植物なの」

「いや、造花でしょ」

 

てな具合で、自然に会話に乱入してそのあとは「お、久しぶり〜」「あなた、私のことを避けていたでしょ」などとさらに自然に会話が続いた。

そして、これは私にとって非常にリアリティのあるものであった。

 

なんだか、緊張してしまった。この日は、おそらく夜間に歯ぎしりをしていたようで、起きてすぐ顎が痛い。

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これは生花

 

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2021年の夏にきっかけがあり、仕事に行くことが困難になり、それでも通勤していた頃。眠れなくなった。一度寝入ることができても、朝までに5〜6回は目が覚めた。(全部で5時間半睡眠時間をとっていたので続けて1時間以上眠れていないことになる)

 

休職をして、心療内科で薬を処方してもらうと、すぐ毎晩眠れるようになったが、毎晩悪夢を見た。スプラッタ的な悪夢から、仕事(ストレスの原因とは無関係な前職)でのいや〜な場面など、様々なパターンの悪夢を見た。悪夢は、実際には精神状態として悪くない、健康的、などと書かれたwebページを見た。どうなんだか、全くなんとも言えないが。

 

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悪夢週間が終了して暫く振りの緊張感のある夢だった。この日は眠る直前にあなたのことと、我々の共通の知人であるその子のことを考えていたのだ。なんとも単純な脳みそである。

 

初夏から今まで、私の気持ちには様々な変遷があった。それをこの手紙を書くたびに振り返るのだが、最近「やはり悩み事は暇から生まれる」ということを実感している。というのも、実はこの十数日間忙しくしていて、「友達とは」とか「あなたは私とまた会ってくれるか」とか、そういったことをメソメソと考えなくなった。なんならこの数日間はあなたのSNSもほとんど確認しなかった。

 

初夏に、(ぶっちゃけると)元カレとトラブルがあり、それを相談したい!と思っているところに、休眠アカウントとなったアカウントしか把握していなかったあなたのそのアカウントが突如稼働し始め、これまでの灯火メンタル(と勝手にいうけれど、つまり不安定な)のあなたが同時期プロレスと出会い、みるみる活動的になり、私はそれを眺めては、こんなに外に気持ちの向いている(一過性でも、擬似でも)元気なあなたなら、私とも楽しくワイワイ高校生のときみたいに、おしゃべりしてくれるのではないだろうかと夢想し、でも決断できずに時間が経つうち、どんどん私のトラブルはフェードアウト的に解決し、そして、同時に私は少し、外交的な気持ちになり、あなたとは別の「久しぶりに会う知人や友人」に連絡を取り、会って見たりすることで、なんだか当初の強い衝動(あなたと語り合いたいという気持ち)はすっかり朝の凪のように落ち着いたのだった。

 

一続きに、ぐちゃっと書き連ねたが、これが顛末だ。今後もぼんやりと、「ななちゃん元気かな、会っておしゃべりしたいな」とは思うのだろうが(思っている)、実はまだ忙しい用事が収束しておらず、ますます悩み事はなくなりそうだ。なくなる、という表現は間違っているかもしれないが、感じなくなりそうだ。

 

 

窓の外の海を見る。きらきらきらきら、霞んだ空に薄まって溶けていくのを見つめながら。

 

 

あやより