番外編 「ラストナイト・イン・ソーホー」を見た
ちょっと長い電車移動があると、アマプラで映画を見ることにしている。
とはいえ、アマプラがサジェストしてくれる映画も琴線に触れるものはほとんど見てしまった。
(早くモルカーの新作が見たい)
タイトルにある、ラストナイト・イン・ソーホーをアマプラで見た。
※ネタバレはしないけれど、Webサイトで詳らかにされていることくらいまでの内容を書くので、注意されたし
上の埋め込みリンク枠に、すでに書いてあるとおり「夢と恐怖がシンクロする」映画、つまりジャンルはスリラーやホラーである。さらにR15と、R指定までついている。
でもきっと、他の多くの人がレビューに書いてあるのはこの映画の「可愛らしさ」だと思う。
隅から隅まで可愛い。まず、主人公の二人はブチ上がるほど可愛いし、特にエロイーズを演じるトーマシン・マッケンジーちゃんは、物語の中で何種類もの「可愛い」を見せてくれる。風貌が、仕草が、声が、ムードが、服が、庇護欲の湧く役柄が、応援したくなる不器用さが…
そのなかでも私がぶっちぎりで、オススメしたい可愛さは、ふたつ!
映画冒頭のエロイーズが自室で、受験結果を待つ日常シーンだ。
彼女は自作のパターンドレス(デザイン学校への進学を希望している受験生なので)を身にまとって、大好きな60年代音楽に合わせて踊っている。カメラワークのそれはまるで60年代映画のようで、レトロ可愛いというやつでもある。
まるでこの映画がホラーだとは思えないオープニングだ。
そしてその直後にふたつめの可愛さ。
トーマシン・マッケンジーちゃんの声だ。喉で発話している話し方に、ほんの少し掠れた低い声。めっっちゃくちゃ可愛い。これだけでも一聴の価値ありだ。映画の内容ちゃうやんけ!というツッコミがありそうだけど、恥ずかしながら私はこの映画で初めてこの女優さんに出会ったので許して欲しい。
ストーリーも、もちろん見応えがあって、主要なストーリーとしてはホラー映画。その他に60年代ロンドンの街が楽しめる。さらには女の子の上京物語要素も、大きいのでそういうエモいムードも、楽しめる。
もちろん、ストーリーのオチは予想しにくく、いい裏切りがある。私はきちんと騙された。(嬉しい)
ただ、注意して欲しいのは、あくまでもR指定の映画なのでショッキングなシーンが最後にたたみかけられる。
(血や暴力がOKなら)みんなにおすすめしたい映画だ。エンターテイメントとしても見応えあり、成長物語としてもよし、ロンドンカルチャー鑑賞としてもよし、見応えアリです!
住み慣れない街の夜って楽しいよね…
(写真はワルシャワの夜のスーパー)